Rプログラミング入門(0)
はじめに
Rプログラミング入門(1)
作業ディレクトリ
Rを起動すると、デフォルトの作業ディレクトリがマイドキュメントになっています、たぶん。念のため'getwd()'関数でチェックしておきます。作業ディレクトリを変更するには'setwd()'関数で。もし、マイドキュメント内に'R'フォルダを作ってそこで作業をするなら、
> setwd("./R")
みたいなかんじで変更しておきましょう。
Hello Worldってやつ(いわゆる出力)
作業ディレクトリに'hello.R'というファイルを作ります。エディタは何でも良いです。私はサクラエディタを良く使います。キーワードファイルはそのうち作っておいて置きます。プログラミング自体は使い慣れた環境をオススメします。
hello.Rの中に、以下の様に記述します。
> cat("Hello world!\n")
出来たらコンソールでsource関数を使います。
> source("./hello.R")
Rではsprintfという関数があるので、これを使ってCのprintf相当の関数を簡単に作ることが出来ます。
printf <- function( format, ... ) { cat( sprintf( format, ... ) ) }
これだけです。
入力
scan関数
scan関数を使うと、データを改行とか空白等で区切ったリストとして読み込みます。
scan(file="ファイル名")
デフォルトでは実数値のリストになるようなので、文字列のリストの場合は
scan(file="ファイル名", what=character(0))
のように書いてください。
read.table関数
read.table関数を使うと2次元配列のデータを簡単に読み込むことが出来ます。以下の様なデータをファイル(input1.txtとする)に書き込んでおきます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9
次に
> read.table("./input1.txt")
と実行すれば、
V1 V2 V3 1 1 2 3 2 4 5 6 3 7 8 9
のように出力されます。読む込む際のセパレータを変更することもできるようです。たとえばカンマ区切りのデータファイルなら、
read.table(file="ファイル名", sep=",")
のように書きます。