カメヲラボ

主にプログラミングとお勉強全般について書いてます

暗号問題一人反省会

Ozy2014-02-12

今回は「暗号を解いて総額10万円あてよう!」なんて、露骨な人気取り問題を出題することになりました。「お金で釣るのか恥知らず!」「まーたクソ問題作りやがって!!」「問題の内容で勝負しろや(`З´)!」なんて聞こえてきそうで、毎日震えて過ごしておりました。解説等はCodeIQ MAGAZINEをご覧ください。

バナー広告問題第2段

CodeIQのバナー広告に掲載する問題を作るのに、たくさんの出題者の中から私を選んでいただいたということで、大変名誉なことだと思っております。こういう問題は、いろいろと大人の事情というものがあって、なかなか難しく、これまで作ってきた問題の中で一番悩みました。広告的には、「できるだけ易しい問題でいっぱい人を集めたい」という気持ちでしょうし、自分としては「新規の参加者はそれなりに増やしつつも、今まで挑戦してくださった方でも十分楽しめる問題にしたい」という気持ちがあって、さらに今回は「賞金」という要素も加わって、バランスの調整にものすごく気を使いました。ものすごくおなか痛かったです…。

葛藤

賞金が出るタイプなら、それだけで挑戦者が増えるわけで、ちょっとくらい難しくしても良いんじゃないか、いやいや難しすぎてだれも解けなきゃダメじゃないか、カスみたいな問題作りたくないよー、みたいなことがぐるぐるぐるぐる回り続け、バターになりかけたところでえいやっと覚悟を決めました。

2段構え

暗号を2段構えにしておいて、真の解にたどり着いた人を正解としておくというアイデアは、かなり早い段階で思いついていたので、難易度調整をどうするかということで試行錯誤して、今回の問題が出来上がりました。そして、前回の反省も踏まえて、最初の暗号であるROT13が分かった人は基本的に正解扱いとし、正解発表後、あまり角が立たないようにと考えました。

ミス

練りに練った問題ではありましたが、失敗した点があります。それは問題の見せ方。広告的にはまったく問題ありませんが、すでにCodeIQにいくらか挑戦してくださっている方に対して、「これはプレゼントキャンペーン問題ですよー」という雰囲気を出し過ぎた感があります。たとえば、問題の難易度設定。これを☆☆〜☆☆☆にしておくだけで、真の解に気付いた人が多数いるような気がします。違和感があった人は、たくさんいたはずですが、単純なプレゼント問題だろうという印象が、もう一歩踏み込んで考える機会を奪ってしまったのではないかと思います。これは本当に悔やまれる…。

総括

出題から解答発表まで、全体としてはうまくまとまった気がします。しかし今回は賞金付きということもあって、それなりにお金もかかっているわけで、500くらいは挑戦者を集めないといけませんね。前述のミスに気付いたのが問題公開から2日ほど経ってしまっていて、自分自身がTwitter等で発言することが不公平になるだろうという判断から、極力言及せず、あまり人にも勧めたりできなかったのが結構大きい気もします。問題の内容以外の事もたくさん考えて、ものすごく練った問題だっただけに、この辺の詰めの甘さは本当に悔やまれますが、まあ今後に生かすしかないですね。