カメヲラボ

主にプログラミングとお勉強全般について書いてます

コード芸人のススメ(1)

  • 思いの丈をどどーんと

http://d.hatena.ne.jp/Ozy/20070506#p2のコメントとはあまり関係なくなってしまっているような気がしますが、まああまり深いことは考えずに思いの丈をどばばーんとぶちまけてみましょう。

  • 役に立たないことをやろう

学生の間にしておく基本だと私は思っていますが、将来役に立つとか立たないとかというような、合理性を求めた勉強はあまり意味の無いものです。人間の一生において、子供時代・学生時代ほど贅沢に無駄なことができる期間はありません。役に立つことしかさせてもらえない社会人の悲しさを知ったときには、もう手遅れなのです。別にプログラミングでなくてもかまわないのだけど、無駄なことでも何でもかまわないから、若いうちにじっくり時間をかけて自分のルーツをそこで作って欲しい。自分が壁にぶつかったとき、きっとその経験が故郷となって自分を慰め、また奮い立たせてくれるはずです。

今や日本のソフトウェア産業は3Kの典型になっており、日本国内で優秀な人材があえてこの世界に飛び込むことはあまり無いでしょう。幸運に、優秀な人材が現れても長くとどまることは難しそうです。優秀な人材ほど会社から離れ、自分で小さな会社を立ち上げる場合もあればただのおじさんになっていく人もいる。せっかく能力があっても皆バラバラなのです。

  • 悲観してはいけない

しかしながら、私はプログラマの一人ではありますし、このような現状は全く好ましくありません。優秀な人材がもっと集まり、日本のソフトウェア産業が世界に誇れるものであって欲しいし、プログラマという職業がもっと魅力的であって欲しい。だから私は、私の信じる方法で日本国内のプログラマをより優秀に育てたいし、魅力溢れるソフトウェア産業にしたい。

  • 真のプロフェッショナル

「プロって何ですか?」
「それでメシ食っていける人間だよ」
などと、表面的な答えではいけません。真のプロフェッショナルとは、「恥ずかしさ」の全く感じさせないパフォーマーのことです。「コード芸人」など、恥ずかしいったらありゃしない。そうです非常に恥ずかしい。しかしアホと言われつつもコードを書き続け、自分の垢を落として、プログラミングを一つの芸として極める。そうやって、真にプロフェッショナルと言えるプログラマーになっていくのです。別にプログラマでメシが食えなくたっていいんです。メシ食うぐらいは野良犬でもできます。

  • 恥ずかしい思いをしろ

自分の書いたコードを晒せばいいんですよ。とっても酷いコードを。そして笑われて、叩かれればいい。あなたのコードをバカにする人間は、きっと恥ずかしさの塊のような人間です。我慢して続けていれば、必ずあなたを正当に評価してくれる、本物のプログラマに出会えるはずです。いつまでも自分を隠して誤魔化していれば本物に出会うことも無いでしょうし、成長することもありません。まともなプログラマーは、意外と人のコードを馬鹿にしたり無闇に否定したりしないものです。

  • 省エネ勉強はどうしようもない

プログラマに数学が必要か」云々の議論をたまに見かけたりしますが、必要ないなら勉強しないのかと言いたい。プログラマにたこ焼きを上手に焼くスキルは必要ないからたこ焼きを焼かないというプログラマはウンコだ。何度でも言う。ウンコウンコ。ああ汚い。何が必要で何が役に立つかなんて、状況次第・人次第。色んなことに興味を持ち、損得勘定抜きで勉強していれば、きっと色んな発見もあるでしょう。プログラミングがつまらないと感じるのは面白いと感じられるだけの勉強を怠ってきた結果だということを知っていなければなりません。

  • 表現するしかない

どれだけすばらしいことを考えていても、表現しなければ誰にも伝わりません。立派なことを言う必要はないし、自分がどう思われるかばかり考えて言葉を発しても、たぶん誰も受け止めてくれないでしょう。素直に思っていることを表現しようとすればいい。最初は上手く言葉に出来ないと思いますが、表現はトレーニングです。一生掛けてもモノにできるかわからないくらい、極めるには難しいものですが、誰でも練習すれば少しずつ上手になります。

  • いつも心に風穴を

ときには間違ったことを言ってしまうかもしれないし、皆が知っているのに自分だけ知らないことがあるかもしれない。それでもかまいません。にんげんだもの(笑)大切なのは、そんな自分を隠さないこと。いろんな人が突っ込める隙を意識的に作っておくことで、思いがけない出会いや発見があるかもしれません。

  • まあ、なんだ

つべこべ言わずにコード書けっちゅうの(`ω´)